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自分自身で行える浮気調査、またはリスクについて。

23.07.14

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自分自身で行える浮気調査、またはリスクについて。

「夫の帰りが遅くなった」「妻が浮気しているかもしれない」という疑いは解決しないと気が済まないので、あの手この手を使って事実を確かめようとする方も多いかと思います。

ただし、浮気調査は相手に1歩踏み込んで事実を確かめたり証拠を見つけたりする必要があり、浮気調査の内容によってはプライバシーの侵害や犯罪になってしまうリスクがあるので、注意して調査を行わなければなりません。

この記事では、自力での浮気調査を行うリスクと違法と見なされるケース、探偵事務所に浮気調査を依頼するメリットについて紹介させていただきます。

浮気の事実を確かめようとするばかりに手段を選ばなくなってしまう可能性があるので、どの行為が違法にあたるのか、自力でできる浮気調査はどんなものがあるのかを知っておくことが重要です。

「探偵事務所に浮気調査を依頼すると費用がかかるから自分で調査しよう」と考えている方は、ぜひ参考にして違法となる調査をしないようにしましょう。

1.自力で浮気調査をするリスクやデメリット

 

探偵事務所に依頼せずに自力で調査することも可能ですが、まずはリスクやデメリットもあることを把握しておきましょう。

それではどんなリスクや問題点があるのかを解説していきます。

1-1.違法と見なされる調査方法を実施する可能性がある

相手が浮気しているかどうかを確かめるには、浮気を裏付ける証拠が必要です。

しかし相手も浮気がばれないようにするので、相手のプライバシーに1歩踏み込んで証拠を見つけなければいけません。

相手のスマートフォンの中身を覗いたり、相手の荷物にGPSを取り付けて位置情報を入手したりする方法はドラマでもよく見かけますが、そういった浮気調査は違法とされるケースあるので注意が必要です。

探偵事務所の調査員は、違法かどうかの線引きができており、法律(探偵業法)に関する知識も学んでいるので、法律に反する行為はまず行いませんが、知識のない素人が浮気調査をすると、違法と見なされる行為を行う可能性があります。

違法行為で浮気の証拠を裁判で掲示したとしても、こちら側の違法行為が問題とされてしまうケースもあり、場合によってはペナルティを科されたり処罰を受けたりする可能性もあります。

専門的な知識がない人が浮気調査をすると、プライバシーの侵害や不正アクセス、個人情報保護に反する行為をしてしまう可能性があるので注意が必要です。

(違法行為で得た資料については、基本的に弁護士も受け取ってくれません。)

1-2,尾行や見張りはばれやすい

浮気調査のために尾行や張り込みは必須ですが、相手にばれずに遂行するには技術が必要です。

もし尾行や張り込みの対象である相手が、電車に乗ったりショッピングモールに入ったりなど予想外の行動に出た際にも、見失ったりばれたりすることなく調査を続けなければいけません。

探偵のように経験や技術がある専門的な人であれば対応できますが、素人では見失ったりばれたりするリスク高いです。

また、尾行している、張り込みをしていることが周囲に気付かれてもいけません。

生活の中に自然に溶け込みながら尾行や張り込みを行うには素人では難しく、実行しても相手に気付かれたり周囲に怪しまれたりすることになりかねません。

相手が自分の想定していた行動を取らないケースの方が多いので、対応に慣れていない素人では失敗に終わるリスクがあります。

1-3,決定的な証拠を掴むのが困難

浮気の事実があった場合、慰謝料請求や離婚請求などを考える方もいると思いますが、そのためにはパートナーが浮気していたという決定的な証拠を裁判で提出しなければいけません。

浮気の証拠として最も効果的なのが、パートナーが浮気相手とラブホテルから出てきた瞬間です。

パートナーと浮気相手だと分かるように顔が写った写真でないと十分な証拠とはいえないので、 撮影には十分な技術が必要になります。

相手にばれず、証拠となる写真を撮影することは素人では難しく、ばれてしまったり撮影に成功しても顔が写ってなかったりぶれていたりすることがあるので、慰謝料請求や離婚請求に十分な証拠とは見なされない可能性があります。

相手が納得せざるを得ない決定的な証拠を掴むには技術が必要なので、素人が行おうとすると失敗に終わるリスクがあります。

1-4,地道で長期間の調査が必要になる

いざ浮気を調査しようと意気込んでも、日々の生活に追われれば調査をする余裕なんてありません。

仕事や育児があれば調査は後回しになるので、調査に充てることができる時間は限られるので、進みは遅くなってしまいます。

また、浮気調査などの探偵業について全くの素人が相手にばれず決定的な証拠を掴むためには、慎重かつ確実に調査を進めなければいけないので、地道に頑張っていくしかないのです。

探偵業を専門としている人に依頼すれば、浮気調査に専念して取り組んでくれるので、一人で調査をするより短期間で調査結果を報告してくれ、確実な証拠も掴んでくれます。

浮気に関する問題の早期解決にもつながるので、浮気かどうかの事実を明らかにして解決させたいと調査スピードを重視する人は、探偵事務所に任せた方がいいでしょう。

また、地道で長期間の調査中は、常に「相手にばれてはいけない」という警戒心を働かせていなければいけません。

相手に浮気調査をしていることが気付かれてはいけないので、慣れていないと長時間の調査ができずに進展しない可能性があり、いつまで経っても成果を上げられないかもしれません。

長期間の調査によって疲弊したり、日常生活へ悪影響が出たりするようであれば、探偵事務所に依頼した方がいいでしょう。

浮気に関しては早期解決が望ましく、時間をかけることで浮気の実態が悪化してしまうおそれがある点について、自力で浮気調査をする際には十分に考慮しなければいけません。

2,浮気調査が違法と見なされる場合

自力で浮気調査を行う上で注意しなければいけないのが、調査内容が法律で違反とされているものに該当しないかどうかです。

違法と見なされる調査を行って証拠を掴んでも、逆に訴えられたり裁判でも効果がなかったりすることがあるので、調査方法には十分に注意する必要があります。

浮気調査で起こり得る違法のケースと実例について紹介します。

2-1,プライバシーの侵害

自力での浮気調査で最も気を付けなければいけないのが、プライバシーの侵害です。

プライバシーの侵害とは、公開されたくない私生活や個人情報の事実をみだらに第三者に公開・ 開示することを指し、仮にプライバシーの侵害とみなされた場合は民法上の責任を負うことになり、損害賠償を請求される可能性があります。

プライバシーの侵害に該当する実例として、相手のスマートフォンの中身を勝手に見たり、持ち物にGPSを取り付けたりする行為が該当します。

浮気調査において必要ないプライバシーにまで踏み込もうとすると相手に不快な思いをさせる可能性があり、プライバシーの侵害に該当します。

プライバシーの侵害に見なされる行為だと発覚すると、損害賠償を請求され、100万円程の支払いが請求されるケースもあります。

自力での浮気調査を行う場合、プライバシーの侵害に当たるかどうかを慎重に見極め、目的に関係のないプライバシーに踏み込むことがないように注意しましょう。

2-2,不正アクセス禁止法

不正アクセス禁止法とは、相手のパスワードや個人情報を不正に入手しアクセスする行為を禁止する法律で、不正アクセスによる個人情報の流出や、使用者の意図しないアプリのインストールや SNSでの発言を防ぐことが目的です。

不正アクセスを行ってしまうと、それによって浮気の決定的な証拠が見つかったとしても違法と見なされます。

例えば相手が利用しているSNSのIDやパスワードを不正に入手し、許可なくアクセスする行為は不正アクセス禁止法に違反していると見なされます。

また、LINEなどのメッセージアプリのメッセージをダウンロードして保存しておくことも該当するので、相手の許可なくスマートフォンのロックを解除したりアカウントにアクセスしたりして調査しないようにしましょう。

不正アクセスが認められた場合は、懲役もしくは罰金が科されるので、証拠のほしさに不正アクセスを行わないように、相手のプライバシーも考慮して浮気調査を行わなければなりません。

2-3,ストーカー規制法

ストーカー規制法とは、ストーカー行為を規制するために作られた法律です。

ストーカー規制法に違反する行為に該当するのは、待ち伏せやつきまとい、押しかけたり周囲をうろついたりする行為、または電話やメールやSNSでの嫌がらせなどの行為が該当します。

例えばパートナーの浮気相手に対してつきまとったり待ち伏せして押しかけたりする行為はストーカー規制法に違反します。

また、浮気相手に無言電話や連続発信、名誉毀損にあたるメールの送信、SNSでの書き込みなどもストーカー規制法に違反していると見なされるので注意が必要です。

浮気相手に対して怒りを覚えるのは当然ですが、ストーカー規制法に違反するような度を超えた行為は逆に訴えられることになるので、待ち伏せたりつきまとったりするようなことはしないようにしましょう。

2-4,住居侵入罪

ドラマや映画で、浮気現場を押さえるために強引に家に入って写真に収めるといったシーンがありますが、そのような行為は現実では犯罪と見なされ、現行犯での逮捕が可能ですし、令状がなくても逮捕できるほどの重要かつ緊急性の高い犯罪とされているため、浮気調査では絶対に行わないようにしましょう。

一般的な住宅はもちろん、敷地内の庭やベランダへの侵入も犯罪になります。

また、相手が泊まっているホテルの部屋への侵入も罪に問われるので、浮気相手とホテルで過ごしている瞬間を収めるために突撃するといった行為も住居侵入罪に該当します。

無断で人の住居空間に侵入することは、言い訳の余地もなく逮捕されるので注意しなければいけません。

また、盗聴器で電話内容を盗み聞きするといった有線電機通信法の違反や、無断での個人情報の利用といった個人情報保護法違反などがあり、いずれも違法として訴えられる可能性があります。

自力での浮気調査を進める上で、どの行為が違法と見なされるのか判断できないと、違反行為を行う可能性は高いので注意が必要です。

3,なぜ探偵の浮気調査は違法と見なされないのか

ここまで違法とされる実例を紹介しましたが、探偵はこれらの調査方法を実施しても違法とは見なされません。

なぜかというと、探偵には「探偵業法」が適用されるので、探偵業における個人情報の取り扱いや、権利保護に関する資格があると見なされ、尾行や張り込みが違反にならないのです。

探偵業法は法律として定められていて、探偵業を巡って調査内容や依頼者との契約などにおけるトラブルを防ぎ、探偵業の適正化を図っています。

探偵業法によって、探偵業の許可を法律で認められるために、審査や届出が必要になり、探偵業法が適用された事務所や探偵だけが、一般人が行うと違法と見なされる行為をしても違反になりません。

逆に、探偵と名乗っている業者でも、探偵業法が適用されていなければ、安心して依頼することはできまません。

調査内容を巡ってのトラブルは調査スピードを下げ、浮気の実態を明らかにするのが遅くなるので、探偵業法が適用されている事務所や探偵に調査を依頼するようにしましょう。

4,自力でできる浮気調査

違法と見なされる調査をしないように注意しなければいけませんが、自力でできる浮気調査もあります。

違法に見なされない浮気調査もあるので、自力で調査する場合は参考にしてみてください。

4-1,レシートや領収書を確認する

浮気相手と会っていた場合、自分には告げられていない不可解な出費があるはずです。

ホテル代や食費など、浮気相手のためにお金を使ったとすればレシートや領収書が服のポケットやカバンの中に入っている可能性があります。

レシートや領収書を見つけた場合は、店名や金額、日時を書き留めておくといいでしょう。

ただし、レシートや領収書については、浮気する側も相手にばれないように注意して処分したり隠したりするので、見つけたらラッキーくらいの気持ちで探すといいでしょう。

4-2,クレジットカードの明細書を確認する

近年ではキャッシュレスになりクレジットカードでの支払いも増えたため、クレジットカードの明細書を確認する機会も増えていると思います。

クレジットカードの明細書から不可解な出費がないか確認する方法もあります。

クレジットカードの明細書には一見何のお店か分からない名前で表記されている場合もありますが、検索すれば提供しているサービスが何なのか分かるので忘れないようにメモしておくといいでしょう。

ただし、クレジットカードの名義が相手の明細書を勝手に開封して覗くのは違法と見なされるので、開封済みであるかを確かめてからチェックしましょう。

4-3,ドライブレコーダーやカーナビの記録を確認する

浮気している場合、パートナーにばれないために車を利用するケースが多いですが、ドライブレコーダーやカーナビの記録を確認することで、そういった浮気の行動パターンを疑うことができます。

ドライブレコーダーに残された会話やカーナビの記録から、何を話していたか、どこに向かっていたかを把握できます。

例えば、「仕事で帰りが遅くなった」と夫が言った日のドライブレコーダーやカーナビに、女性との会話が記録されていたりホテルに向かった記録がカーナビに残っていたりした場合は、妻に嘘をついているので浮気している可能性が極めて高いと言えます。

車を所有している人は、ドライブレコーダーやカーナビの記録を確認してみましょう。

まとめ

今回は自力で浮気調査をするリスクや違法の事例について解説しました。

自力で浮気調査する方法も紹介しましたが、ドライブレコーダーに会話記録が残っていたとしても、慰謝料請求や離婚請求を求められる決定的な証拠にはなりません。

浮気調査では、浮気している事実を決定づける証拠があると相手が言い訳する余地をなくせますし、裁判においても優位になるので、早期解決と安全な調査を求めている場合は探偵事務所に依 頼する方がいいでしょう。

自力で浮気調査を行うことも可能ですが、違法と見なされる行為には気を付けて調査を進めるようにし、早期解決と安全な調査を優先する場合は探偵事務所に依頼するようにしましょう。

(総合探偵社Beerus‐ビルス)

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