Columnコラム

慰謝料請求のために浮気相手の情報を特定したい!探偵の調査手法とは?”浮気相手の氏名・住所・勤務先の特定”

25.05.14

目次

第1章 なぜ慰謝料請求には「浮気相手の特定」が重要なのか

・『1-1. 慰謝料請求に必要な「相手情報」とは?』

慰謝料請求を成功させるためには、単に「浮気をしていた」という事実だけでは不十分であり、請求先となる相手の特定情報が不可欠です。ここでいう特定情報とは、以下のような内容を指します。

  • 氏名(本名)
  • 住所(現住所・居住実態のある場所)
  • 勤務先情報(会社名、所在地)
  • 年齢、生年月日(可能であれば)

これらの情報が揃って初めて、相手に対して正式に慰謝料請求の手続きを行うことが可能になります。

慰謝料請求は法的手続きであり、相手の身元が不明なままでは裁判所へ訴訟を起こすことも、内容証明郵便を送付することもできません。特に近年はプライバシー保護の観点から、簡単に個人情報を取得することが難しくなっており、確実な情報収集がより重要視されています。

探偵事務所に依頼することで、法令を遵守した適切な手法で、これらの必要情報を効率的かつ確実に収集することが可能になります。

・『1-2. 配偶者だけでなく浮気相手も責任を負う理由』

慰謝料請求の対象は、基本的に「不倫という不法行為に加担した者」に対して及びます。そのため、配偶者に加えて浮気相手もまた、民法上の不法行為責任を負うことになります。

日本の民法第709条は、「故意又は過失によって他人に損害を与えた者は、これを賠償する責任を負う」と定めています。配偶者と浮気相手が肉体関係を持ち、夫婦関係を侵害した場合、両者ともにこの損害賠償責任を問われるのです。

特に、浮気相手が配偶者が既婚者であることを認識していた場合、その責任は重くなります。もし仮に知らなかったとしても、注意を怠ったとみなされれば、過失が認められる可能性も否定できません。

つまり、慰謝料請求を成功させるためには、配偶者への責任追及だけでなく、浮気相手への直接的な請求も非常に重要な戦略となるのです。そのためにも、浮気相手の特定作業が不可欠なのです。

・『1-3. 浮気相手の特定ができない場合のリスクと限界』

浮気相手の特定ができない場合、慰謝料請求においてさまざまな不利益が生じます。具体的なリスクと限界について、以下に整理いたします。

請求できる相手が限定される
浮気相手の情報が不明の場合、慰謝料請求は配偶者のみに限定されます。本来であれば二者に請求できるはずの慰謝料が、配偶者一人にしか求められず、結果として請求額が減額される可能性もあります。

証拠の信憑性に疑念が生じる
浮気相手の特定ができていない場合、浮気の実態そのものに疑念を持たれることもあります。裁判においては「具体的な浮気相手が存在していた」という事実が極めて重要であり、これが欠けると証拠の信用性に影響を及ぼしかねません。

配偶者が責任を全て否定するリスク
浮気相手の存在が曖昧であると、配偶者側は「浮気などしていない」「相手はただの知人だった」と主張する可能性があります。これにより慰謝料請求が棄却されるリスクが高まります。

訴訟コスト・時間の増加
浮気相手を特定できずに無理に訴訟を進めると、調査不足が原因で敗訴したり、訴訟が長期化する可能性もあります。これにより精神的・経済的負担が増加してしまいます。

以上のように、浮気相手の特定ができないことは、慰謝料請求を大きく不利にする要素であるといえます。したがって、探偵を活用して確実な特定作業を行うことが非常に重要です。

・『1-4. 法律上、慰謝料請求を行うために必要な条件とは』

慰謝料請求を行うためには、単に感情的な怒りを理由とするだけではなく、法律上、以下のような条件を満たしている必要があります。

不法行為の存在
まず、配偶者と浮気相手が「不貞行為(肉体関係を伴う浮気)」を行っていた事実が必要です。単なる食事や連絡のやり取りだけでは不貞行為とは認定されず、慰謝料請求は困難となります。

故意または過失の存在
浮気相手が配偶者が既婚者であることを知っていた、あるいは知り得たにもかかわらず交際を続けた場合には「故意」が認められます。知らなかった場合でも、注意義務を怠ったとされれば「過失」が問われます。

損害の発生
浮気によって夫婦関係が破綻した、精神的苦痛を受けた等、何らかの損害が発生していることが求められます。この損害が慰謝料の金額算定に直接影響します。

因果関係の立証
浮気行為と損害発生との間に因果関係が存在することを証明しなければなりません。例えば、浮気が原因で離婚した、別居に至ったといった事実がこれに該当します。

請求期間(消滅時効)
不貞行為を知った日から3年以内、または不貞行為自体から20年以内に慰謝料請求を行わなければなりません。この時効を過ぎると、法的に請求ができなくなります。


以上のように、慰謝料請求には数多くの法律的ハードルが存在します。これらをクリアするためには、確実な証拠と、浮気相手の正確な特定情報が不可欠です。

そのためにも、プロの探偵による専門的な調査を早期に活用し、十分な証拠を収集・整理しておくことが、慰謝料請求成功の鍵を握るといえるでしょう。

第2章 配偶者の浮気を疑ったらすべきこと|探偵に依頼する前の準備

・『2-1. 浮気の兆候を見抜くためのポイント』

配偶者の浮気を疑う際には、些細な変化を見逃さないことが重要です。浮気の兆候には共通するパターンが存在しており、早期発見に繋がるポイントを押さえておくことで、より確実に対策を講じることができます。

服装や身だしなみの変化
突然おしゃれに気を遣うようになったり、下着や香水を新調したりする場合、異性への関心の高まりが疑われます。特に、普段とのギャップが大きい場合は注意が必要です。

スマートフォンの使用態度の変化
スマートフォンを肌身離さず持ち歩く、画面を見せない、ロックを強化するなどの行動は、浮気の典型的なサインです。

帰宅時間の遅れや外出頻度の増加
残業や出張、飲み会などの理由で帰宅時間が遅くなる頻度が増えた場合、その裏に浮気が隠れている可能性があります。

性格や態度の変化
急に優しくなったり、逆に冷たくなったりする態度の変化も要注意です。罪悪感や自己防衛心理がこうした態度の変化を引き起こします。

出費やお金の使い方の変化
クレジットカードの利用明細に不審な項目が増えたり、現金の減りが早くなったりする場合も、浮気相手との交際費用がかかっている可能性があります。

これらの兆候を複合的に観察することが、浮気の有無を見極める大きな手がかりとなります。

・『2-2. 自力でできる初期証拠収集方法』

探偵に依頼する前に、まずは自分でできる範囲で初期証拠を集めることが有効です。以下に代表的な初期証拠収集方法を紹介します。

スマートフォン・パソコンのチェック
メッセージアプリ、通話履歴、SNSのダイレクトメッセージなどに浮気の痕跡が残っている場合があります。ただし、違法にロック解除や盗み見を行うことはプライバシー侵害となるリスクがあるため、慎重に対応する必要があります。

レシート・領収書の確認
ホテルや高級レストラン、花屋など、通常では利用しない店舗のレシートが出てきた場合、浮気の可能性を示唆します。

カーナビ履歴・ETC利用履歴のチェック
不自然な場所への訪問履歴や頻繁に立ち寄っている地点など、行動パターンを把握する手がかりとなります。

SNSやサブアカウントの調査
本人のSNS以外にも、浮気相手とのやりとりが行われているサブアカウントが存在するケースもあります。公開範囲や投稿内容を細かく確認しましょう。

初期段階で得られた情報をもとに、探偵へ相談する際の重要な参考資料とすることができます。

・『2-3. 証拠の重要性と、慰謝料請求に直結する証拠とは』

浮気の事実を立証するためには、証拠の確保が不可欠です。特に慰謝料請求においては、単なる疑念や曖昧な証言ではなく、法的に有効な証拠が求められます。

【有効な証拠とは】

  • 配偶者と浮気相手がラブホテルへ出入りする写真・映像
  • 配偶者と浮気相手が手をつないでいる、親密な様子の写真
  • ラブホテル利用明細や宿泊記録
  • 配偶者と浮気相手の不貞を裏付けるLINEやメールのやり取り(明確な性的関係を示す内容)

これらの証拠は、単独でも大きな威力を持ちますが、複数の証拠を組み合わせることで、より確実に浮気の事実を立証することが可能となります。

不十分な証拠の例

  • ただの食事やカフェの同席写真
  • 友人関係と誤魔化される程度のやり取り
  • あいまいな会話記録のみ

不十分な証拠では、慰謝料請求が困難になったり、減額交渉に持ち込まれたりするリスクが高まります。証拠の質が重要であることを十分に認識しておく必要があります。

・『2-4. 失敗しないために探偵依頼前に整理すべき情報』

探偵に浮気調査を依頼する際には、事前に以下の情報を整理しておくことで、調査の成功率を大きく高めることができます。

【配偶者の基本情報】

  • 氏名
  • 年齢・生年月日
  • 勤務先と職種
  • 通勤ルートと交通手段
  • 生活パターン(出勤時間・帰宅時間・休日の過ごし方)
  • 浮気が疑われる具体的な行動パターン
  • 帰宅時間が遅くなった曜日や時間帯
  • 頻繁に連絡が取れなくなる時間帯
  • 特定の外出先やよく行く場所

【既に把握している浮気相手に関する情報(あれば)】

  • 外見の特徴
  • 呼び名やニックネーム
  • 勤務先や出身地に関する断片的情報

これらの情報が整理されていれば、探偵も効率的に調査計画を立てることができ、無駄な調査費用や時間を削減することにも繋がります。

第3章 探偵による浮気相手特定調査の流れ

・『3-1. 探偵事務所へ相談~依頼までの一般的なプロセス』

探偵事務所に浮気調査を依頼する際には、スムーズかつ確実に進めるための一連のプロセスがあります。一般的な流れは以下の通りです。

初回相談(無料相談)
まず、探偵事務所へ初回相談を行います。この段階では、現在の状況、抱えている不安、希望する調査の範囲について詳細に説明いたします。初回相談は無料で対応している事務所が多く、探偵側からもヒアリングが行われます。

見積もり提示と調査提案
ヒアリングの内容に基づき、探偵事務所は具体的な調査方法、期間、費用に関する提案を行います。この際、時間制料金、パックプラン、成功報酬制など、各種プランの比較検討が可能です。

契約手続き
調査方針と費用について納得できた場合、正式な契約書を締結します。契約時には探偵業法に基づく重要事項説明書が交付され、調査の範囲、目的、料金体系が明示されます。

調査準備
契約後、調査に必要な情報(対象者の写真、行動パターン、車両情報など)を事前に整理し、調査チーム内で共有します。これにより、初動ミスを防ぎ、効率的な調査が可能となります。

調査開始
対象者の行動パターンに合わせたタイミングで、尾行・張り込み、GPS追跡、デジタル調査などを組み合わせた本格的な調査が開始されます。

このプロセスを丁寧に進めることで、調査精度と依頼者満足度の高い結果を得ることが可能となります。

・『3-2. ヒアリングで伝えるべき情報と注意点』

探偵事務所とのヒアリングは、調査成功率を大きく左右する極めて重要な工程です。的確な情報提供が、的確な調査に直結します。

【ヒアリング時に必ず伝えるべき情報】

  • 配偶者の氏名、年齢、生年月日
  • 勤務先名、勤務先住所、職種
  • 使用車両の車種、ナンバー、色
  • 通勤ルート、勤務時間帯、残業・出張の頻度
  • 生活パターン(帰宅時間、休日の行動など)
  • 浮気が疑われる特定の日時や行動(例:金曜日の帰宅が遅い等)
  • 浮気相手に関する既知情報(ニックネーム、外見、勤務先候補等)

【注意すべきポイント】

  • 推測情報と確定情報を明確に区別する
  • 情報は最新のものを正確に伝える(古い情報では調査失敗のリスクが高まる)
  • 感情的にならず、客観的事実に基づき説明する

ヒアリング段階で情報が不足していると、調査の難易度が上がり、調査時間や費用が膨らむ可能性があるため、できる限り多くの詳細情報を伝えることが成功への近道となります。

・『3-3. 浮気調査における主な調査方法とは』

探偵事務所が行う浮気調査には、以下のような多様な手法が存在します。それぞれの手法を適切に組み合わせることで、高精度な調査結果を導き出します。

尾行・張り込み
対象者の行動を追跡する基本調査手法です。対象者に気づかれずに距離を保ちながら、接触相手や立ち寄り先を逐一確認します。

車両尾行
対象者が車両を使用している場合には、車両での尾行が必要となります。ナンバー、車種、特徴を事前に把握しておくことで追跡成功率が向上します。

GPS追跡
合法的に設置可能な場合に限り、GPS機器を利用して対象者の移動履歴を記録します。これにより、行動パターンの分析や不貞行為のタイミング特定が容易になります。

デジタル調査(SNS・ネットワーク調査)
対象者や浮気相手がSNS等に投稿している情報を収集・分析し、行動履歴や人間関係を把握します。特にサブアカウントの特定が成功すれば、証拠収集に大きな効果を発揮します。

これらの手法を複合的に用いることで、浮気相手特定や証拠収集の成功率を大きく高めることが可能です。

・『3-4. 浮気相手の氏名・住所・勤務先を特定するプロセス』

浮気相手の特定は、浮気調査において最も繊細かつ重要な工程です。慎重な調査ステップを踏むことで、確実な特定が可能となります。

ステップ1:浮気現場の特定
配偶者と浮気相手が接触する場所(ラブホテル、飲食店、自宅など)を特定し、写真や映像で接触の事実を押さえます。

ステップ2:浮気相手単独の尾行
浮気相手が単独行動するタイミングを狙い、尾行によって自宅や勤務先を割り出します。対象者が自家用車を使用している場合には車両尾行も行います。

ステップ3:居住実態の確認
浮気相手の住所が特定できた場合、その場所に実際に居住しているかを確認するため、周辺聞き込みや生活実態の確認を行います。

ステップ4:勤務先の特定
平日日中に浮気相手を尾行し、勤務先を割り出します。勤務先情報は慰謝料請求や訴訟時に極めて重要な証拠資料となります。

このようなプロセスを経て、浮気相手の氏名・住所・勤務先を正確に把握することが可能となります。

・『3-5. 配偶者との不貞行為の証拠収集方法と成功率』

浮気調査の最終目的は、単なる接触記録だけではなく、慰謝料請求に耐え得る「不貞行為の証拠」を確実に収集することにあります。

【有効な不貞行為の証拠例】

  • ラブホテルへの出入り写真・映像(連続撮影で出入りが確認できるもの)
  • 浮気相手宅への宿泊記録(出入り時間の記録)
  • 明確に肉体関係を示唆するLINE・メールの文面
  • 宿泊施設の領収書・支払い記録

【成功率を高めるための工夫】

  • 調査チームの複数配置による万全な尾行・張り込み体制
  • 対象者の行動パターンに基づくタイミング重視型調査
  • デジタル情報(SNS投稿、位置情報データ)との併用による裏付け

経験豊富な探偵事務所であれば、不貞行為の証拠収集成功率は90%以上にも達することが珍しくありません。確実な証拠を得るためには、専門知識と豊富な現場経験を有する探偵への依頼が不可欠です。


第3章では、探偵事務所への相談から浮気相手特定、証拠収集に至るまでの一連の流れを、具体的かつ詳細にご紹介いたしました。正確なステップを踏み、信頼できる探偵に依頼することが、慰謝料請求成功への確実な第一歩となります。

第4章 探偵が使う浮気調査・証拠収集テクニック

・『4-1. 尾行・張り込みによる直接的な証拠収集』

浮気調査において最も基本かつ効果的な手法が、尾行と張り込みによる直接的な証拠収集です。プロの探偵は、対象者に気付かれることなく、距離とタイミングを調整しながら尾行・張り込みを実施し、決定的な瞬間を記録します。

【尾行技術のポイント】

  • 複数人チームで連携を取りながら尾行することで、対象者に不自然さを感じさせない
  • 交通手段(徒歩、自転車、自動車など)に応じた柔軟な対応
  • 人混みや交通状況に応じた適切なポジショニング

【張り込み技術のポイント】

  • 対象者の出入り口や立ち寄り先付近で目立たない位置に配置
  • 長時間に及ぶ場合も、交代要員を配置して集中力を維持
  • 記録機材を使用して確実に写真・動画を取得

これらの技術を駆使することで、浮気相手との接触現場を確実に押さえることが可能となります。

・『4-2. GPS機器の活用と注意点』

浮気調査においてGPS機器は、対象者の移動履歴を把握するための強力なツールとなります。しかし、使用には法的な制約も伴うため、慎重な運用が求められます。

【GPS調査の利点】

  • 対象者の移動パターンを把握でき、尾行の効率が向上する
  • 不審な場所(ラブホテル、特定住所等)への訪問履歴を確認可能
  • 証拠収集のためのタイミングを正確に見極められる

【GPS使用時の注意点】

  • 対象者が所有する車両等、適法な対象物にのみ設置すること
  • 違法に設置した場合、プライバシー侵害として違法調査となり、証拠能力が失われるリスクがある
  • 必ず探偵業法および個人情報保護法を遵守する

GPS機器を活用する際には、探偵社としての法令遵守意識が極めて重要であるといえます。

・『4-3. 防犯カメラ・周辺聞き込み調査の活用』

浮気の現場を押さえるためには、防犯カメラ映像や周辺住民への聞き込み調査も重要な手段となります。

【防犯カメラ映像の活用】

  • ラブホテル周辺や対象者自宅周辺の防犯カメラ映像を確認し、行動履歴を把握する
  • 証拠能力の高い映像資料として活用可能
  • 管理者の許可が必要な場合もあるため、法的手続きを踏む必要がある

【周辺聞き込み調査のポイント】

  • 不審な車両や人の出入りについて、近隣住民から情報を得る
  • 浮気相手の自宅特定後、近隣の聞き込みで生活実態を把握する
  • プライバシー侵害にならないよう、慎重な聞き取りを行う

これらの補助的調査により、尾行・張り込みで得た情報を補強し、証拠の信憑性を高めることができます。

・『4-4. デジタル調査|SNS・メール・通話履歴から探る方法』

近年、浮気の証拠はデジタル空間にも多く残されています。SNS、メール、通話履歴を適法に調査・分析することで、有力な証拠を得ることが可能です。

【SNS調査】

  • 公開されているSNS投稿から交際の痕跡を探る
  • サブアカウント(裏アカ)の特定と分析
  • 投稿写真の位置情報から行動履歴を割り出す

【メール・通話履歴の調査】

  • 浮気相手との連絡頻度や時間帯を確認
  • 明確に浮気関係を示唆する文面の有無を確認

※なお、違法に端末へアクセスしたり、パスワードを破る行為は違法となるため、常に適法範囲内での調査が求められます。

デジタル証拠は、物理的証拠と併用することで、より強固な証拠体系を築くことができます。

・『4-5. 特殊機材や最新技術を活用した浮気調査』

浮気調査の現場では、常に最新の機材や技術が導入されています。これらを効果的に活用することで、調査成功率を大きく引き上げることが可能です。

代表的な特殊機材

  • 超小型カメラ・超望遠レンズ付き撮影機器
  • 赤外線暗視カメラ(夜間の証拠収集に有効)
  • 高性能無線機(チーム間連携用)
  • 高感度集音マイク

【最新技術の導入例】

  • AI顔認識技術による対象者特定支援
  • データマイニングによる行動パターン予測
  • クラウド型リアルタイム情報共有システム

これらの機材・技術は、尾行・張り込み・デジタル調査すべての局面で大きな力を発揮します。探偵事務所が最新設備をどれだけ導入しているかも、依頼先選びの重要なポイントとなります。


第4章では、探偵が用いる浮気調査・証拠収集の各種テクニックについて、具体的かつ詳細にご紹介いたしました。これらの高度な手法を駆使することで、慰謝料請求に耐えうる確実な証拠を収集し、依頼者様の正当な権利保護を実現することが可能となるのです。

第5章 不倫相手特定後の注意点と慰謝料請求の流れ

・『5-1. 浮気相手に対して慰謝料請求を行うための手順』

不倫相手に対する慰謝料請求を行うには、法的な手続きを正確に踏む必要があります。主な流れは以下の通りです。

ステップ1:証拠の整理と確保
まずは探偵などを通じて収集した浮気の証拠を精査し、請求に十分な法的裏付けがあるかを確認します。証拠が不十分な場合、請求が棄却される可能性があります。

ステップ2:浮気相手の身元情報の確定
氏名、住所、勤務先といった個人情報が確定していなければ、正式な請求は行えません。このため、証拠収集と並行して、浮気相手の特定調査が重要となります。

ステップ3:慰謝料請求の内容検討

  • 請求金額の相場:一般的には50〜300万円が相場
  • 慰謝料の根拠:婚姻関係の破綻、精神的損害の大きさなど

ステップ4:任意交渉
まずは内容証明郵便などを用いて、浮気相手に慰謝料の支払いを求めます。この段階で任意に支払われれば訴訟には至りません。

ステップ5:交渉不成立の場合は法的措置へ
任意交渉が決裂した場合、弁護士を通じて調停や訴訟に進む判断を行います。

・『5-2. 内容証明郵便の役割と注意点』

内容証明郵便は、慰謝料請求において極めて重要な役割を果たします。

内容証明郵便とは
差出人が相手方にどのような内容を、いつ送付したかを日本郵便が証明する制度です。特に「言った・言わない」の争いを防ぐうえで有効な手段となります。

内容証明に含めるべき事項

  • 差出人と受取人の氏名・住所
  • 浮気の事実と証拠の要点
  • 慰謝料請求の金額と支払い期限
  • 支払いがなされない場合の今後の対応(調停・訴訟の可能性)

注意点

  • 感情的な文面を避け、冷静かつ法的に正確な表現を用いること
  • 文書の整合性や記載ミスがあると逆効果になる可能性があるため、専門家(弁護士等)による添削が望ましい

内容証明はプレッシャーを与える手段であると同時に、正式な手続きの前提として有効に機能します。

・『5-3. 弁護士に相談すべきタイミングとは』

慰謝料請求を自力で進めることも可能ですが、以下のようなタイミングでは弁護士への相談が強く推奨されます。

慰謝料請求金額が高額な場合
300万円以上など高額な請求を行う際には、相手方との交渉において法的な専門知識が求められます。

相手方が支払いを拒否・無視している場合
任意交渉で進展が見られない場合、法的措置を視野に入れる必要があります。

複雑な事情がある場合
相手方が既婚者である、浮気期間が長期に及ぶ、子供が関係している等、複雑な背景がある場合は、弁護士による判断が重要です。

相手から逆に訴えられた場合
名誉毀損やストーカー行為などを主張される可能性がある場合、法的防御のためにも専門家の関与が不可欠です。

弁護士に相談することで、証拠の評価、請求額の妥当性、訴訟戦略などについて客観的なアドバイスを受けることができ、精神的にも大きな安心材料となります。

・『5-4. 訴訟に進むケースとそのリスク』

任意の交渉で合意に至らなかった場合、最終的には民事訴訟に進む選択肢が生まれますが、これには一定のリスクも伴います。

【裁判の進行と必要な準備】

  • 証拠書類の提出(探偵報告書、写真、SNS記録など)
  • 訴状の作成と裁判所への提出
  • 証人尋問・口頭弁論への出廷

【主なリスク】

  • 裁判費用(弁護士費用、印紙代など)が発生する
  • 解決までに長期間を要する(半年〜1年以上)
  • 裁判所が証拠不十分と判断した場合、慰謝料が減額・棄却される可能性がある
  • 相手の居住地や勤務先が不明であれば送達が困難になる

しかし、強固な証拠が揃っている場合には、訴訟によって法的正当性を明確にできる大きなメリットもあります。

・『5-5. 配偶者への対応(離婚・再構築を含めた選択肢)』

浮気の発覚後、浮気相手への慰謝料請求と同時に、配偶者への対応も極めて重要な課題となります。

【離婚を選択する場合】

  • 有責配偶者であることを明確にし、離婚慰謝料の請求を行う
  • 財産分与、親権、養育費などについて法的交渉が必要
  • 離婚後の生活設計(仕事・住居・子育て等)も視野に入れる

【再構築を選択する場合】

  • 配偶者に誓約書を書かせる(再発防止、慰謝料支払い等)
  • カウンセリングや専門家のサポートを受けることで関係修復を図る
  • 今後の生活方針や信頼再構築に向けた具体的な話し合いを行う

いずれの選択においても、感情に流されず、冷静に現実と向き合いながら行動を進めることが重要です。場合によっては、弁護士や心理カウンセラーの協力を得ることが大きな支えになります。


第5章では、浮気相手の特定後に行う慰謝料請求の具体的手順と、注意点、そして配偶者との関係に対する対応策までを網羅的に解説いたしました。法的知識と冷静な判断、そして専門家のサポートを得ることで、トラブルを回避し、より有利な立場で問題解決を図ることが可能となります。

第6章 探偵に依頼するメリット・デメリット

・『6-1. 探偵依頼で得られる最大のメリット』

探偵に浮気調査を依頼することで得られる最大のメリットは、法的に有効な証拠の取得と、高い調査成功率にあります。

法的証拠としての信頼性
探偵が作成した調査報告書や証拠写真・映像は、裁判資料として採用されることが多く、慰謝料請求や離婚訴訟において非常に強力な武器となります。特に、撮影日時や場所、状況が明確に記録された証拠は、相手方が反論できない決定的な資料となり得ます。

精度の高い浮気相手特定
個人で行うには限界がある「浮気相手の住所・氏名・勤務先」の特定も、探偵ならば合法的かつ迅速に行えます。

調査にかかる精神的負担の軽減
自力で浮気調査を行うと精神的な負担や不安が大きくなりますが、プロに任せることで冷静さを保ち、状況整理に集中できます。

トラブル回避と安全性
探偵は法律を熟知しており、違法行為に踏み込まずに証拠を収集できます。依頼者自身が無理に調査してトラブルに巻き込まれるリスクを回避できます。

・『6-2. 自力調査との違い|プロの探偵だからできること』

浮気調査を自分で行うことは可能ですが、多くの面でプロの探偵との違いが存在します。

専門的な調査技術

  • 尾行・張り込みのノウハウとチーム体制による連携
  • 状況に応じた調査手段の選択(車両尾行、GPS、聞き込みなど)
  • 撮影技術と機材による高精度な証拠取得

客観性と法的有効性
自力で撮影した証拠は「ねつ造」「偏り」として扱われるリスクがありますが、探偵の報告書は第三者による記録として客観性が認められやすく、法的証拠として通用しやすいのです。

リスク回避能力
相手に気付かれずに調査を行うことは高度な技術が必要です。素人が尾行に失敗すると、関係悪化や名誉毀損、ストーカー行為とみなされるリスクがあります。

知識と経験に基づく柔軟な対応
経験豊富な探偵は、対象者の不規則な行動にも冷静かつ迅速に対応し、チャンスを逃さず証拠を確保します。

・『6-3. 探偵選びで絶対に失敗しないためのチェックポイント』

探偵に調査を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが極めて重要です。以下のチェックポイントを確認しましょう。

探偵業届出証明書の有無
探偵業を営むには、公安委員会への届出が義務付けられています。「探偵業届出証明書」の掲示がない業者は違法営業の可能性があり、絶対に避けましょう。

実績と専門性
浮気調査の実績が豊富な探偵社は、独自のノウハウや成功事例を多数持っています。HPや面談時に、具体的な実績を確認することが大切です。

相談時の対応態度
依頼者の話を丁寧に聞き取り、誠実に説明してくれるかどうかが信頼性の指標になります。押し売りや強引な営業をする業者は避けましょう。

契約書・見積書の明瞭さ
調査内容や費用の内訳、追加費用の発生条件などが契約書に明記されているかどうかを確認しましょう。不透明な料金設定には注意が必要です。

調査報告書のサンプル確認
調査終了後に渡される報告書の質は極めて重要です。具体的なサンプルや過去の様式を確認できるかどうかも探偵選びのポイントです。

・『6-4. 費用相場と適正価格|安すぎる業者に潜むリスク』

探偵の浮気調査にはある程度の費用がかかりますが、「安ければ良い」という考え方は非常に危険です。

【一般的な費用相場】

  • 時間制(1時間あたり8,000〜20,000円)
  • パック制(20時間で30万円〜60万円程度)
  • 成功報酬制(調査結果に応じて30〜80万円など)

【安すぎる業者のリスク】

  • 調査員が1人しか派遣されず、尾行に失敗しやすい
  • 適切な機材や車両を使っていない
  • 実際には追加費用が請求される「二重価格設定」の可能性
  • 報告書の内容が不十分で、法的証拠にならない

【適正価格の見極め方】

  • 「人件費+機材費+調査時間」が料金に見合っているかを確認
  • 契約前に必ず詳細な見積書を取り、内訳を精査する
  • 調査計画の内容と費用が合理的に結びついているかを検証

適正価格で質の高い調査を提供している探偵事務所を選ぶことが、結果的に最も費用対効果の高い選択となります。


第6章では、探偵依頼のメリットとデメリットを具体的に掘り下げ、自力調査との違い、信頼できる探偵の選び方、費用相場とそのリスクまでを徹底解説いたしました。浮気問題の解決において、調査の「質」は証拠の「効力」を左右する要素であることを再確認いただければ幸いです。

第7章 慰謝料請求を有利に進めるために探偵を活用するコツ

・『7-1. 証拠収集の質が慰謝料額を左右する』

慰謝料請求において、浮気の事実を立証するための“証拠”は、単なる補足資料ではなく、「請求額の根拠を構築する最重要要素」です。証拠の内容と精度によって、慰謝料の成否や金額が大きく変動します。

【なぜ“証拠の質”が重要なのか?】

慰謝料請求に必要な法的条件は以下の4つです。

  1. 配偶者と第三者による肉体関係(不貞行為)が存在すること
  2. それによって婚姻関係が損なわれたこと
  3. 浮気相手に「故意」または「過失」があること
  4. それを証明できる証拠があること

上記の中で最も争点となるのが4番目、つまり「証拠の有無と信頼性」です。相手が事実を否認した場合、証拠が弱ければ交渉は難航し、裁判になった場合でも慰謝料が認められないことがあります。

【証拠の質で慰謝料が倍増した実例】

例えば、ラブホテル出入りの高画質写真・動画を複数回分取得し、時系列に整理された調査報告書が添えられたケースでは、弁護士が交渉において300万円の慰謝料を獲得するに至りました。一方、LINEのやりとりや写真1枚程度しか用意できなかった事例では、100万円未満にとどまることも珍しくありません。

【探偵が収集できる“質の高い証拠”の特徴】

  • 対象者の顔・行動が鮮明に映っている写真・映像
  • ラブホテルや浮気相手宅への出入りなど、不貞を明確に示すシーン
  • 調査日時・場所・対象者の動きが時系列で記録された報告書
  • 第三者(探偵)による客観的記録であること

このような証拠は、裁判資料としても有効であり、相手側に「争っても無駄」と思わせる心理的圧力にもなります。

・『7-2. 調査レポートを活用して交渉を有利に進める』

探偵から得られる「調査報告書」は、単なる報告資料ではありません。これは戦略的な交渉ツールとして非常に大きな力を発揮します。

【調査レポートとは何か?】

一般的な報告書には以下のような内容が含まれます。

  • 調査日、調査対象者、行動の開始・終了時刻
  • 尾行・張り込み中の詳細な記録(移動経路、接触人物など)
  • 写真・動画を交えたビジュアル証拠
  • 特定した浮気相手のプロフィール(氏名・住所・勤務先など)
  • 客観的・事実ベースの文章による記述

これらが一冊のレポートとしてまとめられ、慰謝料請求や訴訟の場でそのまま使用できるケースも多くあります。

【レポートを活用する場面別の戦術】

1. 任意交渉段階
弁護士が相手方に交渉を持ちかける際、このレポートを提示することで「逃げられない証拠がある」と示せます。相手が不貞を否定しようにも、詳細かつ視覚的に訴える報告書があれば、早期示談に結びつく可能性が高まります。

2. 内容証明送付時
調査報告書の要点を添えた内容証明郵便を浮気相手に送ることで、単なる主張ではなく“証拠に基づいた請求”として、相手に心理的プレッシャーを与えることができます。

3. 裁判時
正式に訴訟へ進んだ場合にも、裁判官に対して客観的かつ信頼できる証拠として提出可能です。探偵の調査報告書は、第三者機関による事実確認であるため、自己申告の証言よりも重く受け止められることが多くなっています。

・『7-3. 弁護士との連携を見据えた探偵選びの重要性』

探偵による調査の“その先”を見据えたとき、必ず出てくるのが「弁護士による法的措置」です。したがって、調査段階から弁護士との連携がスムーズに取れる探偵事務所を選ぶことが、最終的な結果を大きく左右するポイントとなります。

【弁護士が求める“使える証拠”とは?】

弁護士は以下のような基準で証拠を評価します。

  • 違法性がないか(違法撮影やプライバシー侵害がないか)
  • 裁判所で提出できる形式になっているか(報告書・映像・撮影日時の明記)
  • 調査が偏っていないか(客観性の担保)
  • 証拠から因果関係が導き出せるか(不貞行為による婚姻破綻)

このようなポイントを理解したうえで調査を行える探偵でなければ、せっかくの証拠も「使えない資料」となってしまいます。

【弁護士と連携できる探偵事務所の特徴】

  • 法律事務所との提携・紹介実績が豊富
  • 慰謝料請求に強い弁護士と共同で案件対応している
  • 訴訟用の報告書フォーマットを保有している
  • 必要に応じて弁護士との橋渡しをしてくれる体制がある

探偵選びのポイント:連携力で差が出る

探偵を選ぶ際は、単に「調査技術」だけでなく、その後の法的対応まで視野に入れた提案ができるかどうかを確認しましょう。以下のような質問をぶつけてみるのも有効です。

  • 「御社の調査報告書は裁判に提出可能ですか?」
  • 「弁護士との連携はありますか? どのように進められますか?」
  • 「過去に弁護士と連携して慰謝料請求が成功した例はありますか?」

これらにしっかり答えられる探偵社こそ、最終的に慰謝料請求を成功に導いてくれる“パートナー”となるでしょう。

7章まとめ:慰謝料請求の成否は「探偵活用の巧拙」で決まる
浮気調査は“情報収集”というだけでなく、法的な主張を裏付けるための「証拠戦略の起点」です。探偵の活用方法次第で、あなたの慰謝料請求の成否や金額、さらには調停や訴訟の有無までもが決定づけられます。

  • 質の高い証拠を押さえる
  • 調査報告書を戦略的に活用する
  • 弁護士と連携できる探偵事務所を選ぶ

この3点を徹底することで、慰謝料請求をより有利に、より早く、より確実に成功へ導くことが可能です。浮気問題の解決に向けて、まずは“正しい探偵選び”から始めてみてはいかがでしょうか。

第8章 探偵事務所選びで失敗しないために|信頼できる探偵社の見極め方

浮気調査を探偵に依頼する際、「どこの事務所に依頼するか」は結果を大きく左右する極めて重要な選択です。調査の成功率、証拠の質、費用の透明性、慰謝料請求の有利性──そのすべては、依頼する探偵社の“信頼性と実力”にかかっています。

本章では、信頼できる探偵事務所を選ぶために必ず押さえておくべき4つのチェックポイントについて、具体的かつ実務的な視点で解説いたします。

・『8-1. 無料相談時に見るべきポイント』

初めての探偵依頼では、まず「無料相談」を利用する方が大半です。相談の質と対応姿勢を通じて、その事務所の実力と信頼度を判断する材料は十分に得られます。

【無料相談で確認すべき5つの要素】

① 傾聴姿勢と共感力
依頼者の話を丁寧に聴き、状況を整理したうえで最適な調査手法を提案してくれるか。話を遮る、上から目線、表情に無関心などの対応が見られる場合、信頼性に疑問が残ります。

② 説明内容の具体性と透明性
調査手法・調査日数・調査員の人数・報告書の形式・費用構成などについて、わかりやすくかつ具体的に説明してくれるか。曖昧な説明や専門用語で煙に巻こうとする事務所は要注意です。

③ 強引な契約誘導の有無
「今すぐ契約すれば割引になる」「他社に話すと調査が失敗する」などといった“決断を急がせる営業”は悪質業者の典型です。相談者の不安を煽り、冷静な判断を妨げる対応をしてくる事務所には依頼すべきではありません。

④ 秘密保持体制の整備
個人情報の取り扱いに関する方針を明示しているか、相談ブースが個室か、音声記録がされていないかなど、プライバシー保護に配慮があるかを確認しましょう。信用のおける探偵社は、個人情報の重要性をよく理解しています。

⑤ 調査提案の柔軟性と現実性
テンプレート的な提案ではなく、相談者の状況に応じて調査方法・日程・料金を柔軟に提示できるかどうか。実力のある探偵ほど、「本当に必要な調査」に絞った提案をしてくれます。

・『8-2. 探偵業届出証明書の確認と重要性』

信頼できる探偵事務所を見極める上で、「探偵業届出証明書」の有無を確認することは、最も基本でありながら見落とされがちなチェック項目です。

探偵業届出証明書とは?
探偵業を営むには、「探偵業法(平成19年施行)」に基づき、営業所ごとに都道府県の公安委員会へ届出を行うことが法律で義務付けられています。この届出を行い、受理された業者には「届出証明書(届出番号付き)」が交付されます。

【この証明書が意味するもの】

  • 正式な法律のもとで営業している証明
  • 行政機関による監督下にあること
  • 調査中の違法行為が抑止される体制
  • 契約者として法的な保護が受けられる

【確認すべきポイント】

  • 探偵業届出証明書が相談室・受付に掲示されているか
  • 証明書の「届出番号」「届出年月日」「公安委員会名」が明記されているか
  • 複数拠点がある場合、それぞれの営業所に個別の届出があるか

もし「届出証明書は見せられません」と言われた場合、その業者には依頼してはいけません。無届営業の違法探偵社は、調査手法もずさんであり、調査の失敗や法的トラブルにつながる恐れが高くなります。

・『8-3. 調査報告書サンプルをチェックする意義』

探偵業務において最終的な成果物となるのが「調査報告書」です。この報告書が証拠力に直結するため、契約前に「報告書サンプルを見せてもらう」ことは極めて重要です。

なぜ報告書サンプルの確認が必要なのか?

  • 調査技術の質(尾行・張り込み・撮影スキル)が反映される
  • 法的証拠に使用できるレベルかどうかの判断材料になる
  • 写真・映像の鮮明さや、記録の時系列精度を確認できる
  • 調査員がプロとして“記録を残す意識”を持っているか分かる

見るべきチェックポイント

項目 内容
写真・映像 被写体の顔・行動が明確に写っているか
日時・場所の記録 調査ごとに日時と場所が明記されているか
客観的記述 主観を排除し、事実のみを記述しているか
形式 弁護士や裁判所が証拠として受理可能な形式になっているか
構成力 内容が読みやすく、論理的にまとめられているか

優良な探偵社は、「これが私たちの証拠力です」と自信を持って報告書サンプルを提示してくれます。

・『8-4. 実績・口コミ・紹介実績を徹底確認する方法』

「実績が豊富です」「多数の解決事例があります」とWebサイトに記載している探偵社は多いですが、広告の文言だけでは判断できません。事実として確認できる第三者の声や証明が必要です。

【実績を見極める視点】

  • 浮気調査の専門性があるか(幅広く手を出していないか)
  • 調査件数の実績を「何年で何件」など具体的に提示しているか
  • 慰謝料請求や裁判実績への言及があるか
  • 成功事例が“実在性”を持って説明されているか

【口コミの信頼性を高める調べ方】

  • Googleマップの口コミ:星評価だけでなく、投稿者の文章にリアルさがあるか
  • エキテン・探偵比較サイト:複数の比較情報を総合的に確認
  • SNS:実際の依頼者によるX(旧Twitter)などの投稿
  • YouTube:取材や解説チャンネルでの登場実績など

※過剰な高評価、同じような文面の繰り返し、短期間で多数投稿されている場合は“自作自演”の可能性があります。

【弁護士・士業との提携実績の有無】

優良な探偵社は、浮気問題に強い弁護士と連携している場合が多く、以下のような形で紹介されることもあります:

  • 法律事務所のWebサイトで紹介されている
  • 探偵社のページで提携弁護士が明記されている
  • 司法書士・行政書士などとの協力体制がある

紹介実績は、探偵社が「士業から信頼されるレベルの証拠力・対応力を持っている」という強力な証明になります。

まとめ|探偵選びは「調査の質」と「信頼性」を見極めることが全て
浮気調査において、探偵選びは単なる“依頼先の決定”ではありません。慰謝料請求の成否、調査の安全性、精神的安心、そして最終的な結果を左右する極めて重要な判断です。

信頼できる探偵社を選ぶためには、以下の4つのポイントを必ず押さえてください:

  1. 無料相談での対応姿勢と説明の具体性
  2. 探偵業届出証明書の確認とその意義の理解
  3. 調査報告書サンプルで実力を見極める
  4. 実績・口コミ・専門家との連携など第三者からの信頼性の確認

時間とお金を無駄にせず、確実に浮気問題を解決するためにも、
安さ」ではなく「信頼と結果」を重視した探偵選びを行いましょう。

第9章 実際の浮気相手特定・慰謝料請求の成功事例

・『9-1. 浮気相手の住所を特定し慰謝料300万円を獲得した事例』

ある依頼者様は、配偶者の行動に不審を感じ、探偵事務所へ浮気調査を依頼されました。探偵の尾行調査により、配偶者が特定の異性とラブホテルに出入りする様子を複数回押さえることに成功。浮気相手の住所も特定し、氏名・勤務先情報も収集しました。

弁護士を通じて内容証明郵便を送付し、交渉の結果、浮気相手に対して300万円の慰謝料支払いが成立。調停や訴訟に発展せず、短期間で解決できた成功事例です。

【ポイント】

  • 浮気相手の居住実態を確実に把握できたこと
  • 高品質な証拠が揃っていたため、相手側が早期和解に応じたこと

・『9-2. 配偶者と浮気相手双方への慰謝料請求に成功した事例』

別のケースでは、依頼者様が探偵に浮気調査を依頼した結果、配偶者と浮気相手が半年以上にわたり不貞関係を続けていたことが発覚しました。浮気相手も既婚者であったため、双方に対する慰謝料請求を行いました。

調査報告書には、ラブホテル出入りの映像証拠、レストランでの密会、SNS上での親密なやり取りが詳細に記録されており、弁護士による交渉を経て、配偶者から200万円、浮気相手から150万円の慰謝料支払いに成功しました。

【ポイント】

  • 配偶者・浮気相手双方に対する同時請求で総額を最大化できたこと
  • SNS証拠も有効活用して請求根拠を強化したこと

・『9-3. SNSを手がかりに浮気相手を特定した成功事例』

このケースでは、対象者が非常に警戒心が強く、直接的な接触現場の撮影が困難でした。しかし、探偵のデジタル調査によって浮気相手のSNSアカウントが発見され、位置情報付きの投稿から二人のデート現場が特定されました。

さらに、浮気相手が勤務先の制服を着た写真を投稿していたことから、勤務先も特定されました。この情報を基に、慰謝料請求を行い、250万円の支払い合意に至りました。

【ポイント】

  • SNS情報を掘り下げ、オフライン情報と結びつける力
  • リスクの高い尾行に頼らず、デジタル証拠だけで特定に成功

・『9-4. 証拠不十分で失敗したケースとそこから学ぶ教訓』

一方、証拠収集に失敗したケースも存在します。ある依頼者様は、自力で配偶者の浮気を突き止めようとしたものの、証拠写真が暗く不鮮明で、対象者が特定できないレベルでした。また、GPS履歴だけでは不貞行為を直接証明できず、慰謝料請求は棄却されました。

このケースでは、探偵へ早期に依頼していれば、高品質な証拠収集が可能であったと考えられます。結果として、時間と費用だけが無駄にかかってしまいました。

【教訓】

  • 証拠は「明確さ」と「客観性」が命
  • 素人調査には限界があり、早期にプロへ依頼する判断が重要
第9章では、実際の浮気相手特定・慰謝料請求の成功事例を通じて、探偵による確実な証拠収集の重要性を具体的に示しました。同時に、証拠不十分による失敗例から、事前準備と適切な依頼判断の重要性についてもご理解いただけたかと存じます。

終章 慰謝料請求を成功させるために|探偵への相談は早ければ早いほど良い

浮気問題に直面したとき、多くの方が「証拠がない」「本当に浮気なのか確信が持てない」「誰に相談すべきかわからない」と悩まれます。しかし、その間にも時間は過ぎ、浮気相手との関係は深まり、証拠の消失リスクも高まっていきます。

慰謝料請求を成功させる最大のポイントは、“適切なタイミングで、正確な情報を収集すること”です。
そして、そのためには早期に専門家である探偵に相談することが最も確実かつ安全な手段です。

・『「早期相談」があなたを守る3つの理由』

① 証拠が消える前に動ける
ラブホテルの出入り記録やSNSの投稿などは、時間が経てば削除される可能性があります。浮気相手が警戒し始める前に動くことが、決定的な証拠を押さえる鍵となります。

② 精神的・身体的な負担を軽減できる
自力で尾行やスマホチェックを試みる方もいらっしゃいますが、それは心身に多大なストレスを伴います。プロに任せることで、冷静な判断と安心感が得られます。

③ 適切な戦略で「証拠」から「慰謝料請求」へスムーズに繋がる
探偵は単なる情報収集のプロではありません。弁護士と連携した証拠構築、慰謝料請求の流れまでを見据えた“問題解決のプロ”です。

後悔しないために今すぐ行動を

浮気の悩みは、一人で抱え込んでいても解決しません。そして、時間が経てば経つほど、相手は用心深くなり、証拠は取りづらくなります。

「もっと早く相談しておけばよかった」
「証拠さえあれば、こんなに傷つかずに済んだのに」

これまで私たちが関わってきた多くのご依頼者様が、口を揃えてそう語られます。

不安があるなら、今が動くべきタイミングです。

・『探偵選びから慰謝料請求まで、最短ルートをサポートします』

当探偵事務所では、以下のような“安心できるサポート体制”を整えております。

  • 完全無料の初回相談(対面・電話・オンライン対応可)
  • プライバシー厳守・匿名相談も可能
  • 弁護士と連携した法的に有効な証拠収集
  • 慰謝料請求・離婚協議・再構築サポートまで対応
  • 明朗な料金体系と柔軟な支払プランあり

ご相談者様一人ひとりの状況に寄り添い、
確かな証拠をもとに、納得できる解決」を実現するための最短ルートを、私たちは全力でサポートいたします。

【浮気問題でお悩みの方へ】

今すぐ、私たちにご相談ください。

「何から始めて良いか分からない」

その状態から、あなたを解放します。

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(総合探偵社Beerus‐ビルス)

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