Columnコラム

調査と捜査の違い

23.05.12

『調査』と『捜査』の違いとは?意味を詳しく解説!!!

調査
「調査」とは、何かを明らかにする為に調べることを言います。
またその調べた内容そのものを「調査」とも言います。
「調査」した結果をまとめた文書のことを「調査書」と言い表します。
「調査した結果、彼はこの件に関わってはいないようだ」「調査団を派遣する」「調査書に何が書かれているか気になる」などと使います。

捜査
「捜査」とは、その字が表す通り、捜し調べることを言います。
法的には、公訴の為に、「捜査機関」が犯人を捜し保全し、証拠を集め保存する活動という意味になります。
「捜査は難航している」「捜査本部が置かれた」などと使います。

どちらも問題(事件)の解決のために「調べる」という意味の言葉です。

ですが、ちゃんと使い分けがされています。

・捜査 …… 警察や検察などの公的な捜査機関が調べる場合
・調査 …… 民間人(個人や民間の機関)が調べる場合

つまり、
法的な捜査権を持っている人が調べる場合は「捜査」、
民間で調べる場合は「調査」なんですね。

平たく言ってしまうと、

警察や検察の場合は「捜査」
探偵や一般人の場合は「調査」

ということになります。

調査事例
探偵調査の具体例としては以下のようなものがあります。

1. 浮気調査:配偶者の浮気調査は、探偵業界で最も頻繁に行われている調査の1つです。探偵は、パートナーが浮気をしているかどうかを確認するために、尾行や監視などの技術を用いて証拠を収集します。

2. 行方不明者捜索:家族や友人が行方不明になった場合、探偵は専門知識を用いて捜索活動を行います。探偵は警察と協力し、目撃情報などを基に、失踪者が逃げ込んだ可能性がある場所を探偵のネットワークを活用して調査します。

3. 企業調査:探偵は、企業において、従業員の監視や不正行為の捜査などの業務を行うことがあります。特定の従業員が不正行為を行った場合、探偵は証拠を収集して報告し、解雇手続きのサポートなどの支援を提供することがあります。

以上のように、探偵調査には様々な種類がありますが、それぞれの調査には専門的な技術や知識が求められます。探偵は、社会的に重要な役割を果たし、事件やトラブルの解決に貢献しています。

捜査事例
1. 刑事事件の捜査:警察は、事件現場を調べたり、証言や証拠を集めたりして、犯罪者を特定する捜査活動を行います。具体的には、職務質問や取り調べ、映像や写真の解析、現場検証などが挙げられます。

2. 医療機関の不正捜査:保険金不正受給や患者への適切な治療がされていない医療機関に対して、厚生労働省所属の監査員が捜査を行います。具体的には、医療機関の書類やシステムの調査、患者や従業員へのアンケート調査などが挙げられます。

3. 企業の不正捜査:企業における不正行為に対して、内部監査部門や外部の調査会社が捜査を行います。具体的には、帳簿の調査、証拠の押収・分析、社員への聴取などが挙げられます。

4. 受験試験の不正捜査:大学入試や資格試験などで、不正行為が行われた場合に、試験監督や調査委員会が捜査を行います。具体的には、試験監視の記録の調査、試験会場の監視カメラ映像の分析、受験生の聴取などが挙げられます。

以上が、捜査の具体例です。

いかがでしたか?

「調査」と「捜査」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
似ている言葉でも意味をしっかり理解し、正しく使い分けていきましょう!

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