Example実例
旦那から経済的DVを受けている。(行動調査)
23.01.15
本日は行動調査についてお話しいたします。
今回の依頼者様は、旦那様から経済的DVを受けており、精神的にも酷く落ち込んでいる状況の中、弊社にお問い合わせがありました。
詳しくお話を伺うと、旦那様の給料は平均所得よりも1.5倍程収入があり、お金に困る事は考えられない状況下、何故家にお金を入れてくれず毎度焦った様子なのか調べて欲しいとの事でした。
何か特別な理由があるのではないか、又は何処かに大きな借金があるのではないかと、経済的DVを受けている事実以外にもさまざまな不安が生じ、かなりご心労されている状況でした。
奥様に何か心当たりがないのかと聞くと、お酒も飲まない事から、帰宅時間が終電も過ぎることもないし、ギャンブルをしていた事もこれまでに一度も聞いたことがないという状況下、本当に見当もつかないとの事でした。
また、経済的DVを受け始めたのは丁度1年ほど前からで、それまでは生活に困らない程のお金を家に入れてくれ、更に今よりも落ち着きのある優しい旦那様だったそうです。
何かをキッカケに当然家にお金を入れてくれなくなったそうです。
また、奥様がパートを始めたいと申し出ても、子供の面倒を理由にパートもさせてくれない様子だそうです。
とにかく調査を開始し、原因を突き止めなければ問題解決にもつながらないので、早速ではありますが調査を開始いたしました。
まずは退勤後の動きを見たいと思い、仕事終わりの動きに注目してみました。
しかし、特に怪しい動きを感じる事もなく、自宅に真っ直ぐ帰るだけの日々です。
何度も退勤後の動きを見させていただきましたが、外食する事もなく、寄り道せる事もなく、とにかく自宅へ直帰される毎日です。
次はお休みの日に調査をさせていただければと思い奥様へ相談すると、休みの日は基本的に外に出る事自体少ないとの事です。
または、家族の買い物に車を出し同行するぐらいだと言うことなので、お仕事中の動きを見させていただくことに。
営業職との事で朝出社され、少し時間が経てば外回りへ出向かれるとの事でしたので、会社近辺で張り込みを行うことに。
しばらくすると旦那様を確認できたので、尾行を始めます。
尾行開始直後、とある公園に入り携帯電話を見つめたまま2時間経っても公園から動く気配はありません。
少し時間が経ち、移動を開始し喫煙所に入ったので、調査員もかなり近い距離でタバコを吸うことに。
スマホの画面がそこでチラッと見えたのですが、為替の取引を行なっているようです。
スマホの画面からはずっとチャートを見ていたのですね。
となると、為替の取引に大きなお金を費やしている事から、生活にまで影響していることが考えられたので、とりあえず奥様に事実を伝える事に。
事情を知った奥様は、確かに家にいる時もずっと部屋に閉じこもりパソコンを見つめているだとか。
これまでは仕事をしていると思っていたそうですが、為替のチャートと見ていたのかと少しずつご納得された様子。
まだ為替の取引が大きな理由なのかは明確ではありませんが、奥様は探偵に依頼した事は内緒に、うまく旦那様とお話をしてみると言っています。
何とか問題を解決して欲しいとここからは願うばかりですが、後日奥様とお話しする機会があり、どうなったのか聞いてみると、やはり為替の取引が原因で家にお金を入れられなくなっていたとの事です。
しかし、ちゃんと話し合いを進め、為替の取引をやめさせる事はできなかったが、月に使える額を決め、お家にもちゃんと生活費を入れてくれるよう話を進め約束したとの事で、ご相談前とは違いかなり安心した様子でした。
また、旦那様は借金を作るほどまではなっていなく、大事に至る前に事実が発覚し、本当に良かったと思います。
逆に旦那様も周りが見えなくなるほど熱くなっていたと反省し、奥様から強く意見された事を逆によく思っているそうです。
本当によかったです。
(総合探偵社Beerus)